クリニック
オリジナル化粧品
トレチノイン(レチノイン酸)はビタミンAの誘導体で、難治性ニキビの治療薬として米国で認可された後、しみ、しわなどの紫外線による皮膚の老化にも効果が認められ、多くの患者さんに若返りの治療薬として使用されています。
現在、日本でも一部の高価格帯の化粧品にしわに効果があるとしてレチノールという成分が配合されているものがあります。しかし、レチノールはレチノイン酸の約100分の1の生理作用しかないため治療効果を認めるまでには至っておりません。
レチノイン酸の効果
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01角質をはがす。
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02表皮の細胞分裂を促進し、皮膚の再生を促す。
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03皮脂腺の働きを抑え、皮脂の分泌を抑える。
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04真皮のコラーゲンの生成を促し、皮膚のたるみや小じわを改善する。
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05表皮内でヒアルロン酸などの分泌を高め、皮膚をみずみずしく保つ。
施術について
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主なリスク・副作用
軽度の赤み・皮膚剥離・刺激感は生じますが、通常これらの症状は使用しているうちに軽減していきます。
強い赤み・かゆみが生じた場合は使用を中断する必要があります。
料金表
0.1%トレチノイン(レチノイン酸) | 4,950円(5g、約1~2ヶ月分) |
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※上記料金は税込価格です。
※診察のみで薬の処方がない場合は再診料550円がかかります。
ビタミンC誘導体10%配合ローション
当院で使用しているビタミンC誘導体ローションは、リン酸アスコルビル3NaというビタミンCを10%という高濃度に配合したローションです。
通常、ビタミンCは塗っても皮膚からは吸収されませんが、こちらはEPC(ビタミンC.E結合型誘導体)配合でより浸透しやすく、よりアンチエイジング効果の高いローションです。
一般に経皮吸収型のビタミンCは化粧品や医療部外品ではわずかな濃度しか配合されていませんので、効能効果としては美白レベルにとどまっていたのが現状です。最近の研究では、ビタミンC誘導体を高濃度に配合することにより様々な効果が認められるに至りました。
ビタミンC誘導体は、外用だけでも効果がありますが、エレクトロポレーションで肌の奥まで短時間で効率よく浸透させることによってより効果が高まります。特にピーリング直後に行うのが最も効果的です。
ビタミンC誘導体の皮膚に対する
主な作用と適応
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01メラニン色素抑制作用 → 色素沈着、美白
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02コラーゲン合成作用 → 小じわ、にきび跡、皮膚のたるみ
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03毛穴をひきしめ、皮脂の分泌を抑制 → にきび
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04活性酸素除去作用 → にきび
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05テロメア短縮抑制作用 → 皮膚の老化防止作用
ご使用方法
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01朝晩の洗顔後VCローションを手に取りお顔全体に優しく馴染ませます。
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02その後、保湿が足りない場合はお手持ちの保湿ローションやクリームで充分に保湿してください。
施術について
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主なリスク・副作用
まれにかぶれを生じることがあります。
料金表
Vitc誘導体10%配合ローション | 30ml 3,300円 |
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※上記料金は税込価格です。
トラネキサム酸2%配合ローション
トラネキサム酸はメラニンの生成抑制と炎症を抑える作用を持つ薬です。特にレーザー治療で悪化する肝斑に対して非常に有効です。
市販されている肝斑の薬として知名度の高い内服薬(トランシーノ)がそれにあたります。
今回イオン導入やエレクトロポレーションで使用できるトラネキサム酸が開発されました。肝斑、くすみ、肌荒れ、炎症後色素沈着などでお悩みの患者さんにお勧めです。上記のビタミンC誘導体のエレクトロポレーションと併用するとさらに効果的です。
トラネキサム酸ローションの
皮膚に対する主な作用
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01肝斑や赤みの改善
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02抗炎症作用による肌荒れ改善
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03メラニン産生抑制
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04レーザー治療などの効果を上げる働き
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05レーザー治療などの後の肌トラブルを抑える働き
ご使用方法
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01洗顔後、手の平に適量をとり、気になる部分に直接塗り、指先で優しくなじませます。
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02クリームとローションを併用する場合は、水溶性ローションを先に塗ってからクリームを上塗りします。
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03シミなどの治療に用いる場合は、トラネキサム酸製剤塗布後に日焼け止めの併用をおすすめします。
料金表
トラネキサム酸2%配合ローション | 30ml 4,400円 |
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※上記料金は税込価格です。